アダルトチルドレンのための心理療法 セラピーとカウンセリング


「AC〜生きづらさをゆるめる
100のヒント」
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2004年4月、社会経済生産性本部が268社を対象に行った調査では、58%の企業が心の病は増加傾向にあると回答し、66.8%の企業がうつ病などの社員がいると回答しています。

心理セラピストを訪れる彼らは「心理セラピーを受けたくらいで自分の症状が治る訳がない」と始めは半信半疑でした。しかし、彼らの心が本当に変化しはじめたとき・・・。



ACとの出会い



1998年9月 きっかけは、ある本との出会いでした。
医者の知人にわたしの事を相談した時に紹介してもらった本、それは精神科医である斎藤学先生の「アダルト・チルドレンと家族」でした。インターネットで探してようやく見つけ、当時1500円くらいの値段で購入したと思います。

読んでいくうちに心の中に衝撃が走りました。

そこからわたしの人生が変わっていったのは言うまでもありません。

それまでのわたしは、自分に自信が無く、いつも他人に見捨てられる恐怖を抱え、20歳も年上の男と駆け落ち未遂をおこしたかと思えば今度は暴力を振るうような男と付き合う、詐欺にあう、そういった自分のためにならない恋愛関係ばかりを繰り返していました。わたしはとても生きることに疲れ、なぜ自分だけがこんなことを繰り返してしまうのか、まったくわからなかったのです。

そんな時にわたしに与えられた言葉、それが”アダルト・チルドレン(AC)”でした。
それからわたしはさらに、ACに関連するありとあらゆる本を読みあさりました。
本の中にあげられているACの特徴、考え方はまさにわたし自身のことでした。そしてわたしの生きづらさが、わたしの育った家族から来ているのだということがその時になってようやく分かったのです。

わたしは機能不全家族出身のACでした。

ACに関する本を読む事で、わたしが上手な恋愛関係を築くことができなかったその訳は、わたしが育った環境の中から特別な考え方の癖を身に付けていたからだということが、はっきりと、また理論的にわかりました。自分自身の生きづらさがどこから来るのか、それがわかっただけでもわたしは随分と救われました。
自分がACだと悟った瞬間から、生きづらさを抜け出す為の第一歩が始まったのです。

ただ、そこには重大な落とし穴がありました。
「もう同じ過ちは二度と繰り返さない」という自信を持って選んだパートナーと結婚をしたにも関わらず、2年後に離婚しました。

離婚をして間もない頃、わたしはある心理セラピーのワークショップに参加してみました。

そこでは、絵を描く、参加者と語る、メディテーション(瞑想)をする、サイコドラマに参加するなど、体を使って体験するワークがいくつも盛り込まれていました。

そして、その中で、激しい感情が湧き出したり、たくさん涙があふれ出たりするという癒しの過程を目の当たりにしました。

わたしはこれだと思いました。確かに、小説や専門書を読んでみると、自分の生きづらさ、自分の考え方がどこからやって来るのかを論理的に頭で理解することはできます。

しかし、本を読むだけでは癒しも回復も起こりません。なぜなら、トラウマは、子供の頃にあなたが目で見、耳で聞き、体で体感したものから作られているからです。

ですからそのトラウマを癒そうと思えば同じように目や耳、体感覚を使う必要があるのです。

それからのわたし自身の変化も大変ドラマチックなものでした。父親のそばで安心して眠っている夢を見るなど、言葉では表現出来ないいくつもの不思議なことがおこり、気が付けば私自身を許し、親を許し、さらに親に有難うと、感謝が出来る様にまでなっていたのです。

わたしが小さい頃に家の中で何が起こっていたかは、ここで語るつもりはありません。今となっては全てが過去の事で、済んでしまったことだからです。起きてしまった事は変えられません。でも、その受け止め方を変えることは出来るのです。


心理セラピーのすすめ


A.C.I.が提案する心理セラピーは、あなたの生きづらさの原因を根本から考え、あなたの人生に対する捉え方を今とはまったく違ったものに変えてしまう力を持っています。あなたが「ありのまま」で十分に価値ある人として、あなた自身の人生を楽しみながら豊かに、また健やかに送る事ができるようになります。これまで、嫌いだった自分を嫌いな部分全てを含めて好きになります。自分を許し、受け入れ、そして周りの人に感謝と幸せを分け与えながら、もっと肩の力を抜いて楽な気持ちで毎日を楽しめるようになるのです。

「生まれてきて良かったと心から思うことができますか?」と尋ねると、ほとんどの人たちが悲しい表情を浮かべます。

「自分に自信がない」

「他人に必要とされることを切望する」

「いつも他人に認められたいと思っている」

「Noと言う事ができない」

この考え方はどうでしょうか?

わたしたちは子供の頃、親に豊かな愛情を与えてもらえませんでした。
家族はわたしたちにとって、安全な場所ではありませんでした。
わたしたちの存在は時には拒否され、のびのびとした子供らしさは奪われてしまいました。

「本当の愛情に包まれた場所」「自分にとって安全な場所」として機能していない家族の中で育った人たちのことを「アダルト・チルドレン(AC)」といいます。

そういった辛い子供時代を何とか生き抜くために、わたしたちは「特別な歪んだ考え方の癖」を身に付け、それをもとに行動するしかありませんでした。この代償はとても大きく、大人になって自分自身や人間関係などにさまざまな問題をもたらす事になったのです。



ACの「特別な歪んだ考え方の癖」と、それに伴う行動パターンを他にも見て見ましょう。

「他人の評価がいつも気になる」

「他人からの褒め言葉を素直に受け取る事ができない」

「死んでしまいたいと思うことがよくある」

「他人に見捨てられるのが怖い」

「本当の事を言った方がいい時でもウソをつく」

「他人を心から信頼し、親密な関係を持つことが出来ない」

「人生を楽しむことに対して罪悪感がある」

「何事に対しても白黒をはっきりとつけたがり、融通がきかない」

「何が普通なのかよくわからない。普通であることに憧れる」

「自分が一体誰なのか、何の為に存在しているのか分からない」

「人前では本当の自分ではない自分を演じてしまう」

「アルコールやドラッグ、ギャンブル、食べ物や仕事、ためにならない恋愛関係に依存しやすい」

「自分の環境が変化するのがとても怖い」


「本当の愛情に包まれた場所」「自分にとって安全な場所」として機能していない家族を機能不全家族といいます。機能不全家族の中で育ったACは、子供の頃に身につけた「特別な歪んだ考え方の癖」や行動パターンを、大人になった今も、無意識のうちに再現してしまいます。そして自分自身、または他人を傷つけるような行為を繰り返し、職場での対人関係や友人関係、家族関係や恋愛関係の中でさまざまな問題を抱え込んでしまっています。

育った家族を振り返る


あなたは子供の頃、どんな家族の中で育ちましたか?
機能不全家族の例を挙げてみます。

身体的、精神的、性的あるいは言葉の虐待がおこっていた家族

両親のうちどちらか一方にアルコール、ドラッグ、ギャンブル、仕事、セックス、買い物などの依存症があった

夫婦仲、あるいは母親と姑の仲が悪い家族

愛情の無い冷たい家族

親がいつも病気がちな家族

親の期待が大きすぎる家族

親が極端に厳しかったり、逆に極端に子供を甘やかしたりする家族

秘密や隠し事が多い家族

表面的にだけ良く振舞う家族

親子の関係が逆転している家族

兄弟の中であきらかな差別があった家族


子供にとって、自分の親というものは世界の全てです。どんなに親から酷い事をされても、子供は親を嫌いになったり憎んだり、怒りを感じたりすることはできません。ただひたすら家族の中で起こる酷いことをすべて”自分のせい”にすることで親を正当化する方法しか子供は知りません。


「お父さんがわたしにこんなことをするのはわたしが悪い子だからに違いない」

「お母さんがわたしにこんなことを言うのはわたしがダメな子だからに違いない」

「わたしがもっといい子にしていたら、お父さんとお母さんはきっとケンカしないようになる」


子供の頃に感じることができなかった、というよりは感じることを自分自身に許さなかった親に対する嫌悪感・憎しみ・怒りは、実はすべて無意識の中に蓄積されています。
早ければ思春期頃から(もっとも最近は不登校が小学生にまで及んでいるようなので低年齢化が進んでいるのかもしれません)、また大人になり、親元を離れて他人との人間関係を持つようになって初めてその無意識の中に”蓄積されたもの”がいろいろな形をとって表面化されてきます。

大人になったある日突然原因不明の呼吸困難が起こり出した。
会社に勤めるようになったけれども対人関係がうまくいかずに引きこもりがちになった。
気が付けばいつも同じような男性を好きになり、恋愛がうまく行った試しがない。
結婚し、子供が生まれたとたんに子供を虐待し始めてしまった。


こういう形をとって”無意識の中に蓄積されたもの”は叫び声をあげているのです。

もしあなたが本当に自分自身を変え、周りの人との関係をもっといいものに変えたいと思うなら、自分が子供だった頃の家族環境をもう一度よく見つめ直す必要があります。
そしてそこで起こった事をまず理解し、そのとき感じた本当の気持ちを少しずつ整理していけばいいのです。

そうする事で、あなたの今が確実に変化し始めます。
「ACの特別な歪んだ考え方」を通してではなく、物事をありのままに受け止めることが出来るようになります。自分をうんと好きになり、自分は愛される価値のある人として、自分を受け入れることが出来ます。自分を愛せるということは同じように周りにいる人たちをも愛せる事に繋がります。そうやって優しい気持ちで毎日を過ごせるようになるのです。

確かにこういう風に書いていくと「そんなことを言うんだったら世の中の人はみんなACじゃないか」あるいは「結局AC概念は自分の事を何もかも親のせいにして親を責めようとしているだけじゃないか」と批判する人も中にはあるでしょう。しかし、”AC概念”は、何もかもを親のせいにして親を責めよう、というものではありません。


自分の育った環境を整理していくうちに、自分自身の親もまたACだったということに気付きます。
自分の親もまた、自分と同じように生きづらさを抱えていたのだと理解できるようになれば、そこから許しの一歩が始まります。自分を受け入れ、そして親だって辛い思いをしていたに違いないと大きな心で親の事を理解し、そして許す事がACからの本当の回復だとわたしは考えています。

また、ACであっても幸せに毎日を過ごしている人は沢山います。ただ、生きづらさや心の病を抱えている人たちだけがその原因をさぐるひとつのきっかけとして家族関係を見直してみる、それがAC概念なのです。こういったことからもわかるようにACとは病人を指す言葉ではありません。

今の社会は、心の時代とも言われています。毎日の食べ物を得る為に必死だった時代と比べ、今の時代は殆どの人が物質的に満たされています。
物質的に満たされる事こそ幸せに繋がると誰もが信じていました。

しかし、それはまやかしであって、物質的に満たされたからといって、そこに幸せは無かったのです。それに気が付いたわたしたちは、物質的に満たされているからこそ、今度は心を豊かにしたいと願うようになりました。今日の食べ物を手に入れるために必死にならなくていい代わりに人は自分の心を満たしたい、もっと楽に、楽しく生きたいと願うようになりました。

古い日本の考え方では心理セラピーを受けること自体がどこか他人に大声では言えない恥ずかしい事のように思われていました。
一方アメリカでは、自分自身のメンタルマネジメントにどれくらい費やしたかが一種のステータスにもつながると言われています。

大統領でさえ、自身のメンタルマネジメントのために心理セラピストを訪れることがあります。
最近になってようやく日本の女性たちも、エステに行って自分自身を輝かせるのと同じような感覚で心理セラピストを訪れ、心を優しく綺麗にするようになって来ました。
あなたの内側からの輝きは、あなたの外側の輝きをさらにもっと上品に優しく美しくしていきます。






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